関西の不動産コンサルタントが漫画【正直不動産】を読んだ感想
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「正直不動産」読んだことありますか?

どうも皆さんこんにちは!3月は引っ越しシーズンですね。私も繁忙期を迎え中々コラムの執筆の時間が割けないのですが皆さんとの接点を増やすために頑張って継続していきたいと思います。
さて、冒頭長くなってしまいましたが、皆さん漫画の「正直不動産」って読んだことありますか?
山下智久さん主演でドラマ化もされたのことのある大人気漫画なのですが、結論、是非読んで下さい。
特に自宅の売買を検討している方に強くおすすめしたいです。
私は再三に渡って、「自宅の売買は衣料品や食料品と異なり、購買経験値が圧倒的に少ないので知識が不足している中で望まない選択をしてしまう方が多い」と言ってまいりました。
勿論漫画なので偏ってはいますが、大事なこともすっと楽しみながら学ぶことができるのでおすすめです。
少しでも不動産について知識武装した上で正しい選択をしていただきたい一心で書いたコラムです。
この記事をオススメの方
- 正直不動産という漫画やドラマが気になっている方
- 今後不動産の売買や引っ越しを検討している方
- 不動産取引で損をしたくない方
では、早速ご紹介いたしますね!
正直不動産の内容
「正直不動産」の主人公の永瀬財地(すごい名前ですよね)は元々あること、ないこと沢山の嘘をついて不動産売買の成約を積み上げていた営業マンでした。
そんな彼がふとした事件をきっかけに体質的に嘘をつくことができなくなり(嘘をつきたくてもつけない!)、元の営業スタイル改め正直営業で不動産の悩みを持つ方をサポートしていくコメディ漫画です。
漫画の中では悪どいライバル不動産会社なども登場しますが、残念ながら実際にあるなぁ~ということも度々あります。
さて、私自身も関西を拠点に不動産についてアドバイスをさせていただいていますが、1巻を読むだけでも皆さんにとって、大変有益な情報が2点ありましたのでご紹介します。
はじめに一点目ですが、「囲い込み」です。
出典:正直不動産 第1巻「小学館」より引用
この言葉存知ですか?
ご自宅を売却する場合、何らかの形で不動産会社と媒介契約を締結することになります。
あまり宜しくない不動産会社さんですと、自社以外の不動産会社さんがお連れしたお客さんには売らない(なので囲い込みと言われています)
例えば、自社以外の不動産会社さんがお客さんを連れてきても、既に申し込みが入ったとか、現在商談中など架空の話をでっち上げて門前払いするようなことをいいます。
残念ながら大手の会社さんですら担当者によってはそういうことをしている方も散見されます。
これが意味することは、ご自宅が売れるチャンスを減らすことになってしまいますし、購入者側の立場に立つと買いたくても買えないという、多くの方にとって良くない状況になってしまうことなのです。
なぜそんなことをする必要があるのかについてはこちらの記事に詳しく書いてありますので合わせて読んで下さい。
単純に言えば、売主も買主も自社で見つけることができれば仲介手数料が2倍になるからです。(それを両手といいます)
しかし、売り手と買い手双方の仲介をするということは利益相反とも考えられるのでどうしてそのような商習慣が是正されないのか理解に苦しむのですが、そこは残念ながら私の力で及ばない部分です。
従ってこのように自社サイトを通じて啓蒙活動をしているわけです。
いずれにしてもこの「囲い込み」という言葉や意味を漫画の第1巻で紹介している「正直不動産」は本当に良い漫画だと思います。
二点目は、「不動産売買や賃貸の仲介手数料は法令の上限を請求している会社が本当に多い」ということです。
出典:正直不動産 第1巻「小学館」より引用
こちらの一コマにあるように、未だに仲介手数料を法令上限値をしれっと請求する会社さんが多い印象です。特に関西圏は。
勿論法律違反ではないので、不動産売買はお得にしたいですよね?
安いだけは考え物ですが、是非こういった漫画でも良いので知識を蓄えて、多くの不動産会社を比較した上で自宅の売買を検討しましょう。
仲介手数料について詳しく書いた記事もありますのでもし良かったら合わせて読んで下さい。
実際の不動産業界
先ほども少し触れましたが、不動産業界は本当に古い慣習が多く、中々業界として進歩していないのが実態です。
特に東京と比べて関西はそのような傾向が如実です。
全てとは言いませんが、お客様ファーストではない会社さんもとても多い印象です。
特にお客さまの不利益になってしまう「囲い込み」については中々なくなることがありません。
(インターネットの口コミを見るだけでも分かると思います)※良い会社様も沢山ありますからね!
仲介手数料についても法令上限値よりも値引きをしてくれる会社さんも増えてきましたが、大手の不動産会社さんは依然として100%請求してくることが常です。
(サービス内容は変わりませんし、購入する物件はどこで仲介を受けたとしても同じです。)
繰り返しになってしまい申し訳ありませんが、やはり知識武装や会社比較をすることはとても大事です。
それだけでも随分変わると思います。
本日は「正直不動産」第1巻から比較的分かりやすい「仲介手数料」についてお話いたしましたが、他にも色々気をつけるポイントは沢山あります。
我々もナレッジやコラムの中で情報発信していきたいと考えておりますが、是非皆さんには「正直不動産」でも他の本でも良いので勉強していただければ良いと思います。
漫画なら勉強と気張らずに読むことができるのでおすすめです。
自宅の売買や引っ越しは是非ご相談ください

本日は「正直不動産」第1巻をご紹介しました。1巻を読んだだけでも、とてもためになる情報が沢山あります。
折を見て他の巻もご紹介いたしますね。皆さんが正しい知識を備えて良い不動産取引をできるように情報発信を継続させていきたいと思います。
また、我々も正直不動産のようにお客様ファーストでサービスを提供できるように努力していきたいと考えておりますのでもし気になる方がいらっしゃれば遠慮無くご連絡いただければと思います。
我々は仲介手数料は一律半額で実施させていただいております。
精一杯お客様の理想の暮らしを実現できるようアドバイスさせていただきます。
それではまた!
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