リフォームの流れと会社を選ぶ際の注意点 | 自身の経験を交えてお伝えします!

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どうも皆さんこんにちは!
先日は主に自宅購入と同時のリフォームを検討している方に対して、本当にそのリフォームが必要かという観点で記事を書きました。
本日はリフォームを実施することを決意し、リフォーム会社を選定しようと考えている方のお役に立てばと考えて記事を書きます。
私もコンサルタントになる以前、過去に大がかりなリノベーションを実施したことがあるのですが、今では考えられないミスなども犯してしまっていました。
当時の経験なども交えながらリフォーム全体の流れやリフォーム会社を選ぶ際の注意点などをお伝えできればと思います。
この記事をおすすめの方
- 自宅のリフォームをしたいが、具体的な流れが分からない方
- リフォーム会社の選び方が分からない方
- リフォーム会社を選択する際のポイントや注意点を知りたい方
なお、記事の前半はリフォーム全体の流れ、後半で注意点のまとめという構成で書きましたので、リフォーム全体の流れを既にご存知の方は注意点(目次から該当箇所に進めます)だけ読んでいただければと思います。
では早速お伝えします。
リフォームの流れ
リフォーム会社の選ぶポイントや注意点についてお伝えする前に、まずはリフォームの流れの全体像を理解しましょう。
リフォーム内容の検討
はじめにご自宅のどの部分をリフォームするかを考えます。
例えば水回りのリフォームにしてもお風呂だけリフォームするのか、あるいはキッチンやトイレ、洗面所も全てリフォームするのか、壁紙も変更するのか、フローリングやクッションフロアも張り替えるか・・・など、内容によって予算や工期も変わります。
また、大凡のリフォーム内容が固まらないと、その後の情報収集やリフォーム会社選びにおいても判断軸が定まらないということになってしまいます。
細かいリフォーム内容は情報収集と並行して検討しても大丈夫ですので、まずは大まかなリフォーム箇所やリフォーム内容を決めましょう。
情報収集
ご自宅のリフォームイメージが大凡でも固まったら、情報収集を行います。
最近ではインターネットで気軽にリフォームに関する情報収集をすることができますが、誤った情報である場合も少なくないので、口コミなどもしっかり調べるとともに、是非書籍やカタログなども読むことをおすすめします。
特に書籍は必要な情報が網羅的かつ体系的に整理されたものもある他、地元で人気の工務店などを一覧で掲載したもの等がありますので、インターネットと合わせてそれぞれの長所を生かして活用しましょう。
カタログも自分の嗜好に合ったメーカーを探したり、あるいは企画や性能なども分かりやすく書いているので例えばキッチンのカタログを各社比較するために集めてみるなどすると良いと思います。
また、ハウスメーカーやリフォーム会社の展示場やショールームの見学もおすすめです。特に地域によっては色々な会社が一体となった施設などがあるのでまとめて見学すると効率も良いです。
リフォーム会社を探す
大凡のリフォームイメージが定まり、リフォーム全般に関する知識がついた段階でリフォーム会社を探し始めます。
リフォーム会社も種類は三者三様であり、大別すると以下の通りでしょうか。
- ハウスメーカー
- リフォーム専門会社
- 設計事務所
- 工務店
- 設備・建材会社
- 家電量販店・ホームセンター
リフォーム内容によって依頼する会社は異なってくるのでご自宅のリフォームイメージに近いリフォーム実績の伴った会社を探しましょう。
ホームページで施工事例を載せてくれている会社も多いので合わせて確認することも大事です。
また、情報収集の段階である程度気になるリフォーム会社の目星が付いている場合もありますし、全く分からない場合は例えば自宅の購入に際して仲介をしてくれた信頼できる営業の方や身の回りで実際にリフォームを経験した知り合いの意見なども参考にしましょう。
リフォーム会社を選ぶ
希望するリフォームについて実績が伴った会社を数社ピックアップしましょう。
ここで重要なポイントとして、どんなに自分の理想に合致していそうなリフォーム会社を見つけることが出来たとしても必ず複数社比較するようにしましょう。
同じリフォーム内容でも会社によって費用は様々ですし、工期も工事の混み具合によって希望する納期が難しい場合もあるからです。
また、担当者との相性も大事です。何度も打ち合わせをすることが必要なケースもありますので信頼のできる方を探しましょう。
そして、希望するリフォーム会社にコンタクトを取って見積もり依頼します。
見積もりをお願いするとほとんどの場合においてリフォーム会社の方がご自宅にいらして現地調査をします
現地調査の際は家の図面を手渡して正確に希望をお伝えするようにしましょう。認識に齟齬が生じてしまうと見積もりも正確ではなかったり、その後の工事内容にも影響が出てしまうリスクがあります。
マンションの場合、お手元に管理規約を置いておくと良いでしょう。
そして最も重要なポイントの一つですが、見積もりを依頼する場合は必ず相見積もりを取りましょう。
複数の会社を比較することで価格の妥当性を判断することができますので不当に高い金額を提示されるリスクを少なくすることができます。
余談ですが、相見積もりなのどうか聞いてくる会社が非常に多いと感じています。
契約を取るために、「この場で契約を決めてくれたら○%値引きします」や「今月末までがキャンペーンで○%値引きです」などの常套文句もあります。
条件や内容を横並びで比較できることが相見積もりのメリットなので、その場の雰囲気や営業トークに踊らされずにしっかり会社毎の良い点と悪い点を見比べて実際に依頼する会社を決定しましょう。
実際私もケースでも、この場で契約してくれたらキッチンなどを更に10パーセント割り引きますと迫られました笑。
なお、相見積もりをちらつかせて大幅な値引きを引きだそうとされる方もいらっしゃいますが、おすすめしません。
職人の質など見積もり書では見えない部分で費用を削っている可能性もあるからです。
全てにおいて当てはまるとは言いませんが、極端に安いケースも注意が必要です。
また、最近では一括見積もりサービスを提供しているサイトもあります。
一括サイトに加盟している会社のみしか選択できない点やそもそも希望するリフォーム内容に関する実績が無さそうな会社からも連絡が来てしまうなどデメリットがあることも理解した上で活用しましょう。
私が活用した際は、3社から連絡ありましたが、そのうち2社はホームページに事例も掲載していないような会社でしたので判断が難しかったです。
いずれにしても複数の会社を実際に見て比較することが大事です。
リフォーム会社との契約
工事内容や金額と工期で希望にかなった会社が決まれば契約となります。
契約書を交わす際は必ずアフター保証の有無、保証内容および保証期間について確認するようにしましょう。
また、工事中のトラブルに関する保証、追加の工事が発生する場合、あるいはその逆で一部のリフォームをやめる場合の扱いについても契約の段階でしっかり確認するようにしてください。
また、工事内容や期間によっては転居などが必要なケースもあるので仮住まいや引っ越しの手配も同時に進めていきましょう。
工事~竣工調査
リフォーム内容や工程が決定し、工事の開始となります。工事開始後は基本的に職人さんにお任せするだけで問題ありませんが、予定通り工事が進んでいるか等は逐一リフォーム会社の責任者や営業担当と連絡を取るようにしましょう。
工事が無事終了すると、立ち会いによる検査である竣工調査を行います。特にリフォーム後に不具合箇所が出た場合、保証の対象外になってしまうケースもあるので実際に手で触れながら不具合がないか確認しましょう。
そして出来る限り家族全員で立ち会うようにしてください。家族によって視点が異なるので気付きもバラバラです。
私の場合、妻が仕事で不在だったため一人で確認したのですが、後日妻の指摘で気がついた箇所が複数ありました。
(一部の造作工事がなされていなかった)
竣工調査の際はどうしても気分が高揚してしまいます。一見希望通りのリフォームに仕上がっていると嬉しくてつい細かい確認が疎かになってしまうので注意が必要です。
なお、私の事例をお話すると、出来映えがとても綺麗だったため、あまりにも嬉しくてその場では気がつかなかったのですが、後日IHクッキングが動作しない部分があることや新設したカウンターに傷やヒビがあったことに気がつきました。
竣工調査で不具合がなかった場合、工事完了確認書にサインをして引き渡しとなります。サインをすれば契約通り工事が完了したという扱いになるので隈なく確認してからのサインにしましょう。
リフォームをする際の注意点

さて、ここまでリフォームの全体の流れについてお伝えしました。
要所要所で注意点についても触れていましたが、改めて見やすいよう一覧化して整理いたしました。
リフォーム全体における各ステージ別で注意点をお伝え出来ればと思います。
情報収集ステージでの注意点
リフォームについて情報収集するステージでは以下3つのポイントで注意が必要です。
- インターネットだけではなく、書籍やカタログを活用する
- ショールームや展示場に足を運ぶ
- HPで実際の施工事例や実績を確認。口コミなども調査する
リフォーム会社選定ステージでの注意点
次にリフォーム会社を選ぶ段階での注意点についてまとめます。
以下5点が重要です。
- 必ず複数社比較して相見積もりを取るようにする
- 現地調査ではご自宅の図面や管理規約(マンションの場合)を見ながら希望するリフォームを正確に伝える
- 現地調査の際など、値引きを提示されてもその場で契約はせずに持ち帰って判断する
- 相見積もりをちらつかせて過度な値引きを要求しない (目に見えないところで費用削減されてしまい質に影響するリスクあり)
- 一括見積もりサイトはデメリットもあることを知った上で活用
契約ステージでの注意点
リフォーム会社との契約の段階での注意点は以下4点です。
- アフター保証の有無、保証内容および保証期間について確認する
- 工事中にトラブルが発生した場合の扱いについて確認する
- 工事内容が変更(追加もしくは減少)になった場合の扱いについて確認する
- 工期の確認と仮住まい確保の必要性を事前確認する
工事~竣工調査ステージでの注意点
こちらについては以下3点を注意いただければと思います。
- 立ち会い時は実際に手で触れながら隈なくチェックする (完成が嬉しくてつい確認を怠ってしまうケースが本当に多いです)
- 確認の際はお一人ではなくて家族全員でチェックする
- サインをすれば契約通り工事が完了したという扱いになるということを認識する
まとめ
以上、本日はリフォーム全体の流れと各ステージにおける注意点をお伝えいたしました。
リフォームは工事内容によっては足の長いものとなりますのでご自身でも積極的に動いたり勉強することが大切です。
ただし、一人で動かずに専門家や知人などにアドバイスを求めて下さい。
私自身も今の仕事をする前は知識も不十分な状態で一人で動き結果的に失敗も多くしてしまった経験があります。
信頼のおけるパートナーがいれば要所で適切なアドバイスをもらうことができるので是非ご相談ください。
リフォームだけではなく、不動産全般のお悩みや家計に関してアドバイスさせていただければと思います。
また、お客様の理想に沿ったリフォーム会社を提案させていただくことも可能です。
それではまた。
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