【奈良】自宅を購入(売却)するベストなタイミングは?季節性はあるの?
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自宅の購入あるいは売却を検討する上でタイミングは非常に重要です。
本日は1年を通して自宅の購入や売却をするベストなタイミングがいつなのか考察したいと思います。
結論から申し上げると、引っ越しシーズンである1月後半~3月にかけては不動産業界は繁忙期であり、売買が盛んに行われる時期であります。
ただし、それを踏まえていつ購入(売却)するか心理的側面とセットで考えることが重要となります。
この記事をおすすめの方
- 自宅の購入や売却を検討しているが適切なタイミングが分からない方、知りたい方
- 不動産業界の季節性や需要の繁忙期と閑散期について知りたい方
- 繁忙期に購入(売却)すべきかどうかどのように判断すれば良いか知りたい方
- 奈良県でも需要の繁閑があるのか知りたい方
では早速詳しく考察していきたいと思います。
不動産売買の季節性
先ほど不動産の売買の繁忙期は引っ越しシーズンと一致すると言いましたが、繁忙期がある以上、閑散期もあります。
ここでは季節性とその理由を言及したいと思います。
繁忙期
繁忙期はいわゆる引っ越しシーズンです。1月後半から3月にかけてとなります。
自宅の購入や売却は転勤や進学などに伴う引っ越しと異なり、ご自身でタイミングを決定できるはずなのですが、どうしてそうなるのでしょうか。
人間の心理的に新居は新年度のスタートに合わせたい、春から気持ちを一新して新たな街で暮らしたいということで結果的に1月後半から3月にかけては繁忙期となります。
閑散期
では閑散期はいつでしょうか。
閑散期は三つあります。
一つは引っ越しシーズンが終了する4月~5月です。引っ越しも一巡し、長期連休を迎えるため市場は動きが鈍くなることが多いです。
次の閑散期はお盆前後です。
長期連休の方も多いですし、実家や親戚の家に帰省することが多い時期ですので、特に自宅の売却は避けられがちな時期となります。
忙しい時期でもあるので購入も少なくなります。
また、単純に暑いので内覧などを避けたい方も一定数いらっしゃいます。
三つ目はお察しかと思いますが、12月から1月前半にかけてとなります。クリスマスやお正月といったイベントが多く閑散期となります。
価格が高い(安い)タイミングは?
季節性が価格に与える影響
では不動産は閑散期は安くなるのでしょうか。反対に繁忙期は高くなるのでしょうか。
結論から申し上げると、不動産価格と季節性は連動しないと考えております。
なぜなら、不動産の売却価格は直近の取引事例を基に決定されることが多いからです。
勿論、例外もありますし、近隣の取引事例がない場合等は、街の規模に加えてその物件の特徴(築年数、広さ、間取り、方角、駅からの距離など)を基に決定します。
要するに不動産価格に対して季節性による影響はないのですが、面白いことに人間の心理が価格に影響を及ぼすことがあります。
人間心理が価格に与える影響
売り手の気持ちを考えてみるととても分かりやすいです。
繁忙期に売り出した方の気持ちはいかがでしょうか。需要期なので内覧希望なども多く、売り出し時は価格交渉も強気です。
それが2月、そして3月と徐々に時間が経過するとどうなるでしょうか。
自宅が本当に売れるが徐々に不安になってきます。同時に自宅を売却して新たな自宅で新年度を迎えたいという気持ちも強くなっていきます。
また、自宅の近所でより魅力な物件も出てきた場合なども更に不安は強くなります。
結果的に価格交渉も弱気になります。
反対に閑散期に売り出した場合はいかがでしょうか。内覧希望は入りにくいですが、それは想定済みですのでそこまで不安になることはありません。
(閑散期が過ぎて繁忙期になれば売れるだろうという前向きな気持ちも起こり得ます)
また、売却中のライバル物件も相対的に少ないため、その意味でも気持ちが不安になることは少ないのでは思います。
すなわち価格交渉に対してはそこまで弱気にはなりにくいケースが多いです。(ずっと売れ残っている物件は別です)
まとめ
以上、本日は自宅の購入(売却)すべきタイミングがいつなのか、季節性と心理的側面から考察しました。
ケースバイケースで例外も多々ありますが、参考になったのではないでしょうか。
繁忙期そのものが不動産価格には影響は与えませんが、需要期ともあり、買い手と売り手の気持ちが交錯し、また物件も沢山あるので心理の動きが大きい時期となります。
結果的に高く売れたり、安く買えたりといったことが起こります。
ただし、本日お話した内容はあくまでも一般論なので、奈良県ではどうか、といった地域の視点も大切となります。
例えば奈良県の場合、そもそも大阪等と異なり物件の動きが小さいので相対的に売り手・買い手共々どっしり構えている印象です。
勿論、物件毎で状況は千差万別なので判断が難しいところですが、是非人生の大きなイベントは信頼のおけるパートナーと一緒に考えていただけると良いと思います。
無論、我々もご相談に乗りたいと考えておりますのでお気軽にお問い合わせいただければと思います。
ではまた。